次世代のサステナブル素材、“カポック”を用いた芯鞘二層構造糸『PALPA × KAPOK』(パルパー×カポック)を使用した衣料製品販売について
株式会社エスビープラニング
ユニチカトレーディング株式会社(本社:大阪市中央区、社長:久内 克秀、以下「ユニチカトレーディング」)及び株式会社エスビープラニング(本社:東京都渋谷区、社長:村山 卓也、以下「エスビープラニング」)はこの度、持続可能な環境配慮素材である“カポック”を綿花に代わる新素材として取り入れた『PALPA×KAPOK』(パルパー×カポック)を共同開発し、紡績から生地・縫製まで一貫したものづくりで2024年秋冬アイテムから衣料製品の販売を開始します。
ここ数年のサステナビリティへの意識の高まりはファッション及び繊維産業全体にも大きな影響をもたらしており、繊維メーカーはサステナブルな原材料の導入や廃棄原料の削減、アパレルメーカーにおいてもサステナブル素材の採用や適正な在庫数量の管理など、各社が企業努力を重ねています。
このような状況の下、ユニチカトレーディングとエスビープラニングは持続可能な環境配慮素材である“カポック”に着目しました。“カポック”は東南アジアに自生する樹木で、栽培に農薬や化学肥料をほとんど使用せず、収穫時にも森林伐採することなく木の実からわたを収穫する植物です。“カポック”を次世代のサステナブル素材としてものづくりの現場から世に普及させることで、環境保全に貢献できるのではないかと考えました。
“カポック”には「軽い」・「優れた吸放湿性」・「環境負荷が小さい」という特長があります。重量はコットンの約1/5という軽さ※で、繊維内が空洞になっているためふんわり軽くやさしい風合いです。また、吸放湿性についてはコットンよりも吸湿性が高く、衣服内の湿度コントロールに有効です。そして、「環境負荷が小さい」という点では農薬や化学肥料をほとんど必要としないことに加えて、“カポック”が成長する際には光合成で二酸化炭素を吸収します。しかも、およそ50年にわたって収穫を続けることが可能な植物です。
この芯鞘二層構造糸『PALPA×KAPOK』の開発に際し、ユニチカトレーディング独自の技術である「PALPA 」方式を採用しました。“カポック”をコットンで包むことでカポック繊維の飛散や脱落の軽減に成功し、“カポック”の高い混用率を可能にしました。また、織物のみならず困難であった編地での生産も可能となり、活用できる製品の幅も広がりました。
※ユニチカトレーディング算出
今回の取り組みではインドネシアで収穫した“カポック”を同国にあるユニチカグループのP.T.UNITEX社で紡績しています。最終的にはエスビープラニングのサプライチェーンでインドネシア内での生地・製品を生産する、トレーサビリティに優れた一国完結でのものづくりを目指します。
1.商品概要
『PALPA×KAPOK』衣料製品と“カポック”
2.販売製品
ニットを用いた衣料
0EM、ODM製品販売
3.販売チャネル
国内アパレル向けの0EM、ODM生産、海外内地販売(中国、インドネシア、ベトナム)
4.开始销售时间
2024年秋冬アイテムから製品(衣料)販売開始
5.販売予定額
初年度 | 200百万円 |
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2年目 | 200百万円 |
3年目 | 1,000百万円 |
以上
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事業企画室 TEL:06-4705-9016
<与本案相关的媒体联系方式>
TEL:06-6281-5695
《ご参考》
株式会社エスビープラニング 概要
(1)代表者 : | 社長 村山 卓也 |
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(2)所在地 : | 東京都渋谷田区東1丁目32番12号 渋谷プロパティタワー |
(3)設立 : | 2006年4月 |
(4)事業内容: | メンズ・レディス・キッズ向けのカジュアル衣料を主体とした企画・製造・販売 |
ユニチカトレーディング株式会社 概要
(1)代表者 : | 社長 久内 克秀 |
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(2)所在地 : | 大阪市中央区本町2丁目5番7号 メットライフ本町スクエア |
(3)設立 : | 1942年4月 |
(4)事業内容: | 繊維原料、各種繊維製品の製造、加工、販売及び輸出入 フィルム、樹脂、不織布製品の製造、加工、販売及び輸出入 資材等の製造加工及び販売 生活関連用品の製造販売 |