<ラジャパライヤム>

ミーナークシから車で約2時間、ラジャパライヤムに到着。ここは観光地ではないので、日本人といえば当社社員しか訪れないような街です。この街は、Rajapalayam Mills ltd という一大企業で成り立っています。この地域のラジャパライヤムという名称もここからきています。この会社はもともとセメント製造会社でしたが、今はラムコグループとして紡績にも手を広げています。もちろん今回のハイブリッド綿でつくりあげられた「ラムコ」もここから名前を取りました。このラムコグループとユニチカ、三菱商事が提携して、新しい紡績工場を建設しました。工場は平屋ですが、広い敷地にドーンと建てられています。天井が高く明るい雰囲気でたいへんクリーンな印象を受けました。この工場には、ユニチカ常盤工場の最新機械や設備を持ち込んでいます。紡績技術もユニチカの社員が駐在して指導を行い、国内工場と同品質のものが製造されています。従業員の人たちも熱心で、自分達が生み出す製品に誇りを持っているのが感じられました。ラムコグループは工場だけでなく、この街に小・中・高校、職業訓練学校、繊維の技術学院といった学校もつくっています。400エーカー(1,6000,000m2) という広大な敷地内に学校が集められています。敷地内には社宅もあり、さらに街の病院、消防署といった施設もラムコグループが運営しています。まさにラムコの街といった感じです。学校にも訪れたのですが、子供たちも先生も実にノビノビとしていて、目が輝いていました。ムンバイのスラムの子供たちや物乞いをする子供たちと、何という違いでしょうか。企業の力で、人々の暮らしや環境を支えて、変えていけるんだなと思いました。希望に満ちて、幸せそうなラムコの人々を見ていると、私たちもこの人たちのために少しは役に立っているのだと、ちょっと誇らしい気分になりました。


設備の整った工場。なんとユニフォームもユニチカトレーディングの工場と同じもの。

熱心に仕事をする人々。自分たちのつくる製品に誇りを持っていました。


500年の樹齢を誇る大木。ほんとにデッカイ!

中庭で輪になって音楽の授業。インドの宗教音楽をアカペラで聞かせてくれました。

ラムコの創始者の記念碑。彼の精神が今も受け継がれて…。

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