<グントゥ−ル>

ハイデラバードの南東、列車で約5時間のところに位置するグントゥール。観光地ではないため、仕事以外では日本人はほとんど訪れない街です。この土地は、綿とタバコとチリの大産地ということ。レストランでカレーを注文する時も「less chili」と言っておかないと、とんでもなく辛いカレーがでてきます。綿花畑を撮影にいった時も、隣にチリ畑が広がっているところがありました。
ここに来る10日程前に、超大型の台風がグントゥールの約200キロ北の村に上陸したということ。その影響でグントゥールの綿の発育が遅れているらしく、撮影の時は思ったよりコットンボールが少なく残念でした。しかし出来ているものは、一本一本が細く長い繊維の上質な超長綿。綿花の摘み取りはすべて手作業で行われていますので、繊維が傷むことがありません。
通常インド綿は、異繊維(コンタミ)の混入が多いと言われています。ラムコを生み出すにあたり特に気をつけたのが、このコンタミの混入です。ですから綿を繰るジン工場も、こういった考えに賛同し、協力してくれるところを選びました。今回訪れたジン工場は、社長以下重役の人たちもコンタミ除去に対して積極的で、いろいろな提案やアイデアを出されていました。撮影にもみんな協力的で、女性たちはわざわざインドらしいサリーに着替えてくれるという場面もありました。小さな子供たちも働いており、ジン工場はこの村では貴重な「雇用の場」としての役割も果たしているのだなと、感じました。


工場の女性たちも大変協力的でした。
勤勉に働く人々が印象に残りました。
牛や豚が人間と一緒に暮らしているといった感じで、のんびりした風景。
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